2023年07月26日

やはり、玄関先には緑を

こんにちは、大林です。
在宅仕事の日は割と窓全開で網戸にしておくと夏でもエアコン無しで過ごせることが多いのですが、昼過ぎに1階の室温計で33度まで行ったので、今日は無理せずスイッチオン。

光熱費節約節約と頑張っても、体調を崩しても元も子もありませんし、電気機器は使わなすぎてもむしろ壊れやすいとの噂もありますので、我慢せずに。 なお、我が家は昨年の今頃、室外機の故障で修理屋さんのお世話になりました。 基盤交換25000円くらいだったかな。修理屋さん曰く、内部は排熱のためにピッタリ密閉されているわけでもないため、隙間から虫が入りショート(基盤交換)&エラー表示というケースも多いそう。

今日は、少し植栽の話をしましょうか。所用があり、お客さんのところに訪問。


玄関のアプローチがとても気持ち良く、訪問者もワクワクすること間違いなし。 ちょうど、アーティチョークの花が咲いていて、存在感があります。ググってみると、多年草とのこと。園芸屋で私も探してみることにします。


夏前の雑草は、遠慮なくボーボーと伸びるのでメンテナンスを考えると、コンクリートと砂利で覆い、植物を植えない選択もあると思いますが、存在感のある樹木であれば、例え一本でも住まいに彩りが生まれます。

ご覧の皆様も、庭木をお迎えしてみてはいかがでしょうか?

我が家は、庭屋の友達には「植え過ぎだ!」と笑われておりますが、剪定もバサバサと試行錯誤で楽しんでおります。 これから植える人は、植物は成長しますのでホドホドで十分ですよ。

大林勇設計事務所  


Posted by 大林勇設計事務所 at 17:35共通日々のこと

2023年07月12日

住宅分譲地の新しい形「野きろの杜(新潟県)」

こんにちは、大林です。

 雑誌やSNSなど住宅にまつわるものは、割とまんべんなく覗いているつもりです。 まあ、情報収集も仕事の内ですし、見たい場所はグーグルマップで保存しておくと、何かのときに「回ってみようか」という気にもなります。

 この前、メモしていた場所がとても興味深かったので新潟県まで行ってみました。 気になっていた場所というのは「野きろの杜」という住宅分譲地です。 アウトドアブランドとして確固たる地位を築いている、株式会社スノーピークが関わっている、住宅分譲地です。 事業的には不動産会社が主役ですが、建築のルールが面白く、これは見ておきたいなと思ったのが足を運んだ理由です。

 
 野きろの杜が面白いと思った点をいくつか

・野遊びのできるデッキテラスのある広場を中心に構成

・県産材の利用推進
・耐震と断熱の点で比較的高めの「等級縛り」がある
・外壁の素材指定も含む、景観を維持するガイドライン(ガルバ・窯業系サイディング✕)
・分譲地の中に平屋指定区画がある。
・ウッドデッキ、土間リビング、庭のうちの1点以上を採用すること



感覚的に世の中の9割5分近い、窯業サイディングとガルバの多数派の外壁は排除し、杉板外壁を推奨するなんて、なかなか勇気のあるガイドラインでとても好感が持てます。



中央の広場は、公的な公園ではないのが、これまた勇気があります。 ここは事業者の所有地であり公園ではないので行政の指導を受けないぞ、という強い意志を感じます。



このあと区画がすべて埋まるとどんな光景が誕生するのか、実に楽しみです。

年齢問わず、野遊びの好きな世代が集うといいなと思います。
今後が楽しみです。

大林勇設計事務所   


Posted by 大林勇設計事務所 at 18:27共通

2023年07月07日

きっと「教える」ことは、「自分でもう一度学ぶ」こと

こんにちは、大林です。

いよいよ夏が本格化してきましたね。

専門学校の非常勤講師で、今年は建築環境と構造を教える割り当てになり、学生時代のフレッシュな気持ちでテキストと向き合っています。 好奇心旺盛な学生も多く、まずは二級建築士に合格するようにチクチクと刺激をしようかと私も楽しんでいます。

基本に立ち返ることも重要で、さらに頭の中で整理して自分の口から言葉を発することで、新しい知識として頭に戻ってくる気がします。工法の中にも随分とマイナー化したものもあり、土塗り壁や貫工法、シンプルな布基礎は、多くの住宅建設現場では減りつつあります。

ただ、注意しなくてはいけないことはマイナー化しているから悪いのではなく、工期やコスト、施工できる職人の減少、などの点から選ばれなくなってきているというだけのこと、という点です。 

一般の住宅取得予定者は、どんなことを考えているかの興味もあり、ツイッターで家アカウント(通称:家垢)をたまに観察しています。

よく見られるのは、空調システムだったり、メーカー独自の工法だったり、相当隙間面積だったり、わかり易いところでマウントを取ろうとする(使い方あってます?(笑))自慢合戦になっていて、立地も周辺環境も関係ない勝敗のない対話を興味深く眺めています。 さらにそこにプロなのか素人なのかよく分からない人が登場してくると、噛み合わない会話を見ているだけで面倒になり、ポチッと画面を閉じる流れを繰り返しています。

情報収集もある程度の価値観を確立してからでないと迷走しそうですね。




家にいる時間を心地よく、心豊かなものとする、当事務所が考える基本です。

大林勇設計事務所










  


Posted by 大林勇設計事務所 at 10:35共通

2023年04月21日

土地選びと建物選びの微妙なバランス

こんにちは、大林です。

家の用事を片付けたり、ジョギングしているときにブログやインスタのネタをポコっと思い付きます。

今朝は暖かくなってきたので、黒のダウンベストを手洗いしてみました。面白そうなことは自分で体験したい性格なので、まずは自分でやってみる派です。

ぬるま湯でホームクリーニング用の洗剤で手洗いをして・・・何とも言えない色の水が出てきたので写真は自粛(笑)。風通しの良さそうなところで干しています。

さて、最近土地段階から建築の相談をいくつか頂いています。
ありがたいことです。


建築前の自宅の土地の写真。

土地と建物の関係って・・・

庶民派の私が偉そうに語るのもくすぐったい気持ちになるのですが、ダウンベストの手洗いすすぎをしながら、「料理と酒、服の上と下、服と靴、みたいなものなのかな」と、ふとひらめきました。

10万円のワインとファストフードのハンバーガー、かっちりしたジャケットとユルユルのズボンなど、やはりバランスって大事だなと思います。

問題なのは、両方を見る立場の人が登場しないこと。お酒はお酒、料理は料理、という区分だと、自分の売り物だけ売れればいい、という感覚に陥りがち。

総額、立地、など、バランスよく考えると良さそうだな、というお話でした。

大林勇設計事務所  


Posted by 大林勇設計事務所 at 09:55共通

2023年03月17日

無事お住まいの引き渡しをしました。

こんにちは、大林です。

 仕事のお住まいのお引渡しの追い込み&撮影週間中に、次男が来季は学校の寮を定員オーバーで出ることに! 突然の知らせだったので、京都に住む長男に続き、3年ぶり2度目(甲子園出場みたいですね)の急遽沼津での部屋探し。 

 動き気が早かったこともあり、お手頃な物件を見つけました。 今回も現地には行かずに、ネットとメールで物件情報をやり取りし、土地勘もあるのでストリートビューで確認して契約しました。 現入居者がいるので、中に入るわけにも行かないので、現地まで行っても行かなくてもさほど影響はありません。

 今回の部屋探しは、私が宅地建物取引士の合格直後だったこともあり、試験勉強したことがそのままリアルに進行していく点で非常に興味深く楽しめました。  そのほか、専門学校のテスト問題の作成や採点、確定申告も済ませ、東京に出かけたり、バタバタしておりました。


さて、お住まいの引き渡しの話。

突如出会った土地購入から、約1年で無事完成を迎え、お引渡しをすることができました。  御家族のリクエストが明確でしたので、一緒に楽しみながら順調に設計と工事が進められたと思います。  

最後に、家族の皆様から心のこもったお手紙を頂き、すっかり自分の子供らが大きくなってしまった私にはお子様の澄み切った無邪気さが心に染みました。 いや、決してウチの長男次男が濁っているわけではないですよ、大きくなって無邪気さや可愛さが失われただけです(笑)。
 


個人的経験も含む、「新築あるある」

①朝起きて、天井を見上げ「ここどこだっけ?」と少し考える。
②小さい子は、「はやくおウチ(以前のアパート)に帰ろうよ。」とダダをこねる。
③とりあえず照明のスイッチを全部押して、場所を確かめる。
④戸締まりが不安なので、玄関の施錠を何度も確認してしまう。
⑤小屋裏収納から数年後に引っ越しから開かずのダンボールが発見される。

荷物が落ち着いた頃に、訪問してみようと思います。
皆様がいい「おうち時間」が過ごせますように。

大林勇設計事務所  


Posted by 大林勇設計事務所 at 22:04

2023年02月19日

記念すべきピアノの引越の日に現場で目撃したものは!

こんにちは、大林です。

本日は、強風の中、浜松シティマラソンに参加してきました。悪天候でしたが上々の出来で5年前よりハーフマラソンで約1分進化したようです。 50歳、まだまだ元気です。 「加齢は進化」というベテランランナーの言葉に勇気づけられます。

さて、昨日の仕事のお話。

私、実は涙腺がとても弱いのです。

子供の卒業式とかで何度も味わったことのある、鼻の奥というか喉の奥のほうがツーンとするようなあの感覚がとても苦手なのです。 それをまさか仕事の現場で味わうとは!という話です。


昨日、引き渡し間際のお住まいで先行してピアノの搬入がありました。 奥様が学生時代をともにした思い出の(小型?らしい)グランドピアノです。 ただ、現在のアパートでは当然収まるはずもなく、実家の和室を占拠していて、アパートから通ってたまに弾きに行っていたとの事。

家を建てるなら、このピアノと一緒に住みたい。 ご主人曰く、ピアノがどうにも入らないのであれば、奥様はマイホームは要らないとまで思っていたそうです。 今回のお住まいの重要なテーマでした。

私は夢を叶えるべく、万全の床補強も行い、収まるつもりで当然設計していますが、万一収まらなかったら切腹モノのドキドキ(ちょっと大げさ)で別の部屋で木製建具の自然塗装をしていました。 ソワソワしても外野の人間ははやることもないので、手を動かしていたほうが気が紛れますからね。

チラチラ見ると業者さんの仕事は実に手際よく、そしてアナログで興味深いものでした。ラグビー部のフォワード前列のような力自慢が3人くらい来るのかと思いましたが、そこまでゴツくなかったのは意外でした。

何事もなかったように思い出のピアノは収まるべき場所に収まり、切腹は回避されひと安心です。(笑)

さて、ついに念願の新居での初弾きです。 ギャラリーである私もワクワクで、記念にスマホで動画を撮ろうと構えていました。

奥様はといえば、それはもう嬉しさがダダ漏れなのに加え、この日を待ち望んでいたかのようなまるで流れるような演奏でした。 音楽がからっきしダメな私には、右手と左手が別々に鍵盤を操るだけでもう異次元の動きに見えます。

その時でした。ピアノを弾く手が止まります。 おっ、どうした?と私も心のなかで驚きます。 両手で顔を覆い、夢が叶った喜びを何度も噛み締めておられるではありませんか。

20年近くこの仕事をしていて、お住まいの引き渡しの際は皆さん当然喜んでおられますが、ここまで間近で感動の瞬間に意識せずに立ち会ったことは初めてでした。

私は心の準備もしていなかったので、不意打ちは危険です(笑)。

ブレないように両手で構えていた記念すべき日の動画撮影を止めるわけにも行かず、録画中なので声をかけて気を紛らわすわけにも行かず、涙腺の弱い私は「卒業式のあの苦手な感覚」をじっと抑えるのが必死でした。

何とか気持ちをクリアして、キリの良いところで動画停止。 ふ~、危なかった。 

パパも別アングルで撮影中で、行き場の無くなった娘さんがたまらず息子さんと演奏するママに戯れ付く写真をスマホに収めさせていただきました。



小学校低学年の息子さんもピアノを弾かれてましたが、習い事特有のやらされているイヤイヤ感が一切無く、読んで字のごとく「音」を「楽しむ」感じがあり、何年後かに高校の合唱コンクールで伴奏を担当してそうな未来が見えました。

この日、2/18はご実家では和室が開放され、新居にはピアノが搬入される、どちらにも大変思い出深いピアノ記念日になったようです。 おめでとうございます。


大林勇設計事務所  


Posted by 大林勇設計事務所 at 17:20

2023年02月10日

今なら自宅はこう建てる!後編

こんにちは、大林です。

関東では大雪とのこと、今日は少し冷えますね。

前回は、もし今から自宅をまた建てるとしても変わらずに採用すること、なんてプラスの話ばかり書きましたが、やはり改善点はあります。

正直なところ、外部の開口部ですね。

 当時は、まだ主流でなかったこともあり、樹脂サッシには手を出さずにLIXILの当時の新製品サーモスLを採用しました。 デザイン性はとても良いのですが、窓から逃げる熱の割合は、壁よりも多いためやはりアルミサッシでは限界があります。

 今ならば、YKKapのAPW330で樹脂スペーサー指定の高性能ガラスを基本としたいところです。 ただ、味わいも残したいので気密性能は劣りますが、写真のような木製建具は何箇所か残します。 片引きで全開ができ、木製雨戸、木製網戸、通称吉村障子も加えた、職人さんの手仕事満載のこだわりの部位。


(新築当時の我が家)

 あと、この場所に限らず開口部の大きさと個数と位置は今も昔も悩むところです。

 四方八方に窓があれば、夏だけを考えれば風は抜けます。 ただ、一般的に窓は、壁よりも断熱性能は劣りますので窓が多いほど熱の逃げ場所は増えます。 それに日射による熱取得の問題も特に夏の西日は顕著なため、西側の窓を減らすのもプランによっては一つの解法かとも思います。 効果のある場所にどう窓を切るか、設計の技量が表れる場所です。

 あと、当時は普通に流通していたジャロジー窓。我が家ではダブルジャロジーというガラスが二層のものを採用しました。便利ですが、熱性能と気密の悪さから、市場から消えたように思います。 これは、反省点です。

もう一つは、トイレです。

 当時も今もタンクレストイレが主流で、1階のトイレはLIXILのサティスを選びました。機能に全く不満はないのですが、以前のお客様で便座機能部が壊れたときにすでに便座の部品がなく、便器ごと全交換した方もいらっしゃいました。

 タンクありタイプの便座は一般的に2つ穴で固定されて汎用性に富んでいるため、長い目で考えるとタンクありタイプでいいかなと今なら思います。 形状も掃除しやすく変わっていますし、値段も安価な傾向にあるようです。

 ちょうど、今度完成見学会をさせて頂くお住いが、トイレ問題と西窓問題をクリアしていて、私のモヤモヤを振り払ってくれた気がします。

 自分自身で設計して住むことにより、経験値は上がっていきます。 いつまでも向上心と好奇心を失わずに設計の腕を磨きたいものです。

大林勇設計事務所  


Posted by 大林勇設計事務所 at 19:17浜松市・まかないや(賄家)

2023年02月08日

今なら自宅はこう建てる!前編

こんにちは、大林です。

先日、雑談で「家は3回建てないと満足する家にはならない」と巷でよく聞く話に出会いました。

さすがに設計の仕事をしていますので、「うんうん、同感同感」ということはありませんが、10年経つと世の中の住宅事情も変わるため、いまなら違う事を考えただろうな、とかこれ要らなかったな、など改善案はちょいちょいあります。

変わらずに採用すること

・薪ストーブ
暖かいのはもちろんのこと、薪を集め、切り分けて準備をするところから楽しい。 光熱費も高騰していますし、現場で出る間柱など捨てたい人と私のようにもらいたい人のバランスが好都合。 ただ、薪をお金を出して買うつもりなのであれば、灯油やガスよりも高く付きます。ご注意を。

・からまつ浮造り(うづくり)の床
当時は、信州から松を安く入手することが出来たので使用しました。浮造りを掛けて柔らかい部分を削っているため、傷が目立ちにくく足ざわりが良い。寸法安定性も良好でした。

・左官の塗り壁
光が当たったときの質感が絶妙で、やはりビニール壁紙とは一線を画す。 ここは、費用がかかっても絶対譲れないところ。

・製作の木製建具
家の雰囲気を決定的に左右するのがココですね。例えば、我が家の引戸の引手は毎日何度も触れますが、11年経った今でも、仕事ぶりの見事さに唸ります。ここも絶対譲れないところ。 あっ、建具レールは上吊りにするかも。Vレールに意外とゴミが溜まります。

今なら変えるだろうな、という点も書こうと思いましたが、長くなったので一旦このあたりで終了します。


大林勇設計事務所




  


Posted by 大林勇設計事務所 at 16:01浜松市・まかないや(賄家)

2022年12月05日

これは何でしょう?手仕事を大切に。

こんにちは、大林です。

只今、日本対クロアチア戦の開始を待ちながら、このブログを書いています(笑)。
書こうと思ったまま、伸び伸びになっていたネタを。


少し前の作業光景ですが、これ何か分かります。



勘の良い方なら分かると思いますが、これは階段の横の板です。



こんな風に取り付けられます。

太い溝に人間が登る踏板が入ります。細い溝には蹴込(けこみ)と呼ばれる垂直方向の板が、下からスッと入ります。

量産住宅メーカーでは、木目シートを貼った同様の材料をコンピューター制御の切削機械で高速で加工していますが、当事務所の現場では材の木目を確認しながら大工さんが手仕事で加工しています。

現在では、この手加工をする大工さんは確実に減っていると思われます。多くの現場では、むしろこの加工に要する時間及び人件費をを惜しむために、コンピューター制御の加工が主流となっています。

どこの現場でも、最近の話題は職人の高齢化です。数年前は休憩時間にお茶でも飲みながらの笑い話でそんな話題も出ていたのですが、最近は結構深刻です。

若者の現場離れ、というかサクサクと簡単な家づくり(その割に安くもないのですが)が主流で、昔よりも大工費も安くなり、若者が他の仕事を選び、職人になりたがらない、なんて話も聞きます。 

少し手間はかかりますが、大工さんがやってくれる限り、木を見ながら微調整の利く手加工、大切にしていきたいと思います。

さて、ワールドカップのラウンド16の結果は如何に!
これからテレビに向かいます。このあたりで。

大林勇設計事務所  


Posted by 大林勇設計事務所 at 23:51共通

2022年11月07日

風景を切り取る窓

こんにちは、大林です。

えっ?11月?もう今年も2か月ない?

聞かなかったことにしておきましょう。

と言っても、生命保険類の年末調整用の郵便物が届き始めると心がザワザワします。

さて、現場の話。

私にとっての現場訪問は、テストの答え合わせのようなもの。

「思い描いた空間になっているかな?」
「光量は、狙い通りかな?」
「お隣と窓が向かい合わせになって気まずい状況になっていないかな。」
など、もちろん事前に検討はしていますが、やはりドキドキ、ワクワクするもの。

上棟時には柱だけで壁がなく、丸見えすぎて気が付かなくても壁が徐々に出来上がって視界が絞られていくと段々答えが見えてきます。



今日は、斜め向かいの御近所さんののどかな景色に心癒されます。

日当たりもよく、いい位置に窓ができたな、と自分で自分にマルを付けたい気分です。

現場から帰ろうと外に出ると、道の向こうで先生に引率された保育園の団体さんがドングリか何かを拾っておりました。
「うーん、秋だな」と、自分の子供が小さかったときを思い出し、またホッコリしました。


大林勇設計事務所  


Posted by 大林勇設計事務所 at 20:24共通