2011年10月28日

階段を作り始めると大工工事のゴールは近い。

今日、現場に行くと階段の仕切りが出来ていました。
材料の上げ下げがあるので階段未施工の状態で吹き抜けていたほうが、大工には都合が良いため階段部分は終盤に手を出すことが多いようです。


階段と玄関を既製品で簡単にささっと終わらせては、設計料を頂いては申し訳ないと思っているので少々大工さんには頑張っていただいています。

逆に簡単に作るには折り返し階段の真ん中の仕切りも、4寸柱で両面に石膏ボードペタペタ張って既製品の階段キットで壁はクロスで仕上げというのが良いのでしょうが、仕切りを薄く作ると階段の有効幅を増やせるメリットを知ると、この部分は手間を掛けたいところだと考えます。


内部から断熱材が見えない状態になると、お客さんから見ても「おっ、大分進んだな。」という気持ちになるようです。


居間からバルコニーに続く開口部は、今回はアルミサッシの片引改造バージョンです。
それにしてもペアガラスって重い。

明日から外部は左官屋さんのラス網張および下塗り作業がボチボチ始まるようです。


大林勇設計事務所
  


Posted by 大林勇設計事務所 at 16:48Comments(0)浜松市・つきのや(月乃家)

2011年10月21日

現在DIY仕事中

現在、他の現場に大工さんを投入しているため、私の家は後回しにしています。
本当に「まかない」という感じになっています。

ただ、外部の左官の下塗りも徐々に進めたいので、素人大工でもできそうで尚且つ、影響のないことをやっています。

断熱材詰めたり、防腐塗料を塗ったり、杉板を張ったり。


杉板張りは、割付を考えたり、釘の打ち方を考えたり、なかなか奥が深くて面白みがあります。自分の家なので楽しみながら取り組んでいますが、人様の家ではこんなことしませんのでご安心を。

板は塗装をしたり切っている内に、最初においた板の上下がわからなくなってしまうのですが、じっと節を眺めると分かってくる事に、まるで推理のような面白さを見出してしまいました。

この枝の出方はこちらが上に違いないとか、木の癖が悪いなとか、木と向き合う良い機会になったと思います。明日土曜日は一日作業をしたいのですが、間違いなく雨。

そんな訳で断熱材の残りと、基礎の水抜き穴のモルタル詰め、掃除機がけを行う予定です。

ちなみに一人で現場にいるのは寂しいのでラジオを愛用しています。人の声が聞こえるのはいいですね。時間も分かるし。私は「寂しがり屋」で有ることを自覚しました。

大林勇設計事務所
  


Posted by 大林勇設計事務所 at 18:42Comments(0)浜松市・まかないや(賄家)

2011年10月21日

大工増量中

枠周りの造作材が付き、板や石膏ボードを張れる段階になったので大工さんが三人になりました。


杉板の目透かしの腰張り。ピシッと線が通っていて綺麗な仕事です。


サッシの戸袋も杉板を張り、このあと塗装です。


浴室はハーフユニットバスのため、腰より上はヒバ板を張ります。
青森ヒバの上物。何だかヒバの匂いが濃い気がします。錯覚でしょうか。

間柱だけの状態の時は向こう側が透けて見えて、いかにも途中という感じなのですが徐々に壁が塞がれてくると、「進んできたね」という感じになり、施主さんも私も嬉しくなります。

大工工事はあと2週間といったところでしょうか。

来週から外部左官のラス網張と、下塗りが始まります。
タイベックという白いフィルムと縦胴縁に覆われた外観とはそろそろお別れです。


大林勇設計事務所
  


Posted by 大林勇設計事務所 at 18:31Comments(0)浜松市・つきのや(月乃家)

2011年10月14日

お客さんのところに大工投入のため、少々お休み。

 今、着手している3物件はすべて同じ工務店の手による仕事なのですが、工期の都合と引渡しの優先度があり、私の家は3週間ほど大工の手を止める予定です。まずはお客さんの家の引渡しが最優先です。

そんな訳で、大工さんお留守の間に軽作業をちょこちょこやっております。
半日作業を何回かやってみました。実際手を動かすと分かること多く、勉強になります。


天井のケイカル板の塗装。マスキングをして水性塗料をローラーで。
これは丁寧な養生がキモ。つや消しなので下手でも分かりにくい。


そして断熱材入れ。ロックウールの扱いは初めてだったのですが心配したチクチクもそれほどでもなく、順調に進みました。切り出した半端材をどこにうまく詰めていくかがキモ。テトリスのようなイメージ。


最後は大工工事。
以前、「すのいえ」でやったような杉板の荒板の目板押さえ仕上げです。

 今回はキシラデコールを塗ってみました。おおよその寸法で先に切り出してから塗装しています。
先に全部塗ってしまうと、残材を薪にする際に具合が悪い(塗装品は有毒ガス発生が怖いので燃やしたくない)ため、予め木取りを考える必要があります。あとは板を見てどちらが上か下かを見るのが難しい物もあります。最初の一面であれこれ悩みましたが、コツをつかみました。コツは考えすぎないことです。目板で抑える際に、釘や隙間は隠れるのでそこで「逃げ」をうまく作っていく。板も御行儀よく真っ直ぐばかりではないので逃げが無いとうまく行かないのです。オヤオヤ、まるで人間付き合いのようです。

大林勇設計事務所


  


Posted by 大林勇設計事務所 at 20:34Comments(0)浜松市・まかないや(賄家)

2011年10月14日

ついに始まった!ブロック工事から。」

農用地除外→農地転用を経て、やっと工事が動き始めました。
まずは整地作業からということで、ブロックによる縁取りの土留工事から始まりました。


いつも思うのですが、ブロック施工は真似できないな、と思います。
糸を張って、水平を見ながら並べていく・・・簡単そうに見える仕事ほど難しいってことよくあるじゃないですか。まさにそれ。根気も必要。丁寧な施工ありがとうございます。

地鎮祭は11/6ですが、大工の手が足らないため基礎をのんびりやって、来年1月上旬上棟の予定です。

大林勇設計事務所
  


Posted by 大林勇設計事務所 at 20:11Comments(0)浜松市・つるのや(弦乃家)

2011年10月14日

内部造作も進んでいます。

少し間隔が開いてしまいましたが、月乃家の工事も進んでいます。
あっという間に近所の積○ハウスに追い越されました。さすがにプレハブ系は早いですね。

さて、プロの仕事は段取りと足場に上手さが現れると思います。
観客席のような足場。


そうすると、こんな天井の施工が可能となります。


自分で図面を書いておいて 大工さんには申し訳ないですが、手間の掛かる仕事をありがとうございます。


内部の造作材も徐々にできてきましたので、あとは付ける作業が待ち受けています。


 床材はカラマツのうづくり加工品。当事務所の定番となってしまいました。足ざわりが冷たくなく、傷が目立ちにくいのが人気の理由でしょうか。
 張った直後の無塗装状態では、今ひとつパッとしない材料なのですがオスモのクリアを使うと一気に化けます。「おっ、やれば出来るじゃん。」と声を掛けたくなる当事務所のレギュラーです。

大林勇設計事務所  


Posted by 大林勇設計事務所 at 20:02Comments(0)浜松市・つきのや(月乃家)

2011年10月03日

土留と整地打ち合わせ。いよいよ始まります。

3棟目の着工が近づいてきました。気を引き締めて取り組みたいと思います。



農地転用が終わり、無事所有権も移転したということで着工のメドが立ちました。
ただ、道路から若干低いのでブロック土留と盛土を伴う整地を行います。

畑というと粒度の細かい土ばかりと覚悟していましたが、前の所有の方が本格的に農業をやっていなかったと見えて石がゴロゴロしており、地盤としては良好と予想できます。

これからまたレポートしていきます。

大林勇設計事務所  


Posted by 大林勇設計事務所 at 18:16Comments(0)浜松市・つるのや(弦乃家)

2011年10月03日

煙突が付きました。

本日は伝兵衛堂さんによる煙突工事がありました。


煙突のある光景はいいな、と自画自賛


加工を済ませた材料が運ばれてきました。これは木製建具の造作材料です。


自宅をやるにあたって、居間の木製建具は他を削減してでも叶えたいと考えていました。
プロとして設計料を頂いてお客さんの家づくりに参加する以上、「こんなこともできますよ。」という見本にしたかったからです。写真はベニヤで塞がれていますがガラス戸・網戸・雨戸の3種の建具が入ります。


上部もベニヤで仮塞ぎしましたがトップライトが付きます。それも既製品を使わない大工仕事。
これも見せ場の一つです。

絵に描いたものは何でも作ることができる、これが設計事務所の仕事です。

大林勇設計事務所
  


Posted by 大林勇設計事務所 at 18:07Comments(0)浜松市・まかないや(賄家)