2013年05月22日

火打梁(ひうちばり)の正しくない使い方。

こんにちは、大林です。

 今日は暑くなりそうとのこと。
朝の内に窓を空け、涼風を取り込み建物を冷やす。
地味ですがこれもエコへの一歩。

 はままつエコハウスコンテストで金賞を頂いた私ですがエコハウスだからといってハイテクのお世話になる気など毛頭なくて、建物の断熱性能をきちっと仕上げた上で住人の地味なマニュアル操作も大事ですよ、というスタンスです。 いわばエコ=セコ(セコい)です。

 使っていないところの電気は消すとか、せっせと家庭菜園も頑張りグリーンカーテンを茂らせるとか、風を取り込むとか、日陰を作るとかまあそんな積み重ねです。

 昨年にゴーヤを調理する前にせっせと取り除き保管していたゴーヤの種。 いやー、植物ってスゴイわ。 ちゃんと芽が出た。 当たり前か。 今年はゴーヤの苗を一本も買っていないのにすでに10本以上芽が出ています。 今年の食事はゴーヤまみれの予感。

来客時もお茶の代わりにゴーヤジュースにするかな(ウソ)。

さて、我が家のウッドデッキの写真。


緑色の変なものがぶら下がっています。

何?


昨日、試しに引っこ抜いてみたニンニクでした。 秋にニンニクを一欠片ごとにバラして埋めておいたニンニク、見事に立派なニンニクに再生するんですね。

火打梁って建物の水平力を負担する重要な部材なのですが、ニンニクを引っ掛けるのに丁度良さそうということが昨日分かりました。
自分で設計した建物に住み、その中で設計しているから気づくこともある。 日々発見の連続です。

本日、暑くなりそうですが張り切って参りましょう。

大林勇設計事務所
  


Posted by 大林勇設計事務所 at 09:11浜松市・まかないや(賄家)

2013年05月17日

庭の緑が気持ちいい季節

こんにちは、大林です。

天候も程よく、一年のうちで一番いい季節だと個人的に思っています。
緑も芽吹いて、冬の間の地味な手入れが報われるというものです。



奥の方の芝は高麗芝で冬は茶色に枯れる芝で、春先に徐々に緑になる芝。

手前の芝は冬用の西洋芝で、具体的にはケンタッキーブルーグラスとトールフェスクという種類。
高麗芝を昨夏様子見に半分ほど張り、その残った半面に種を播いたのが西洋芝ゾーン。

猛暑に耐えられず、夏超えは厳しいかもしれませんがチャレンジ精神で作業中。
ちなみに西洋芝はメチャメチャ伸びる上に、雨で周囲に流れた種が発芽すると、厄介なただの雑草です。
抜くのが結構面倒。 週一位で刈り込める情熱がなければ無難な高麗芝のほうが良いかもしれませんよ。
 
ウチの芝刈り機は5000円の手動式ですが、全く問題ありません。綺麗な芝を手に入れるためにはこまめな芝刈りが必要。


先日、5000円で購入してワゴンRに詰め込んで運んできたヒメシャラ。

この前のリフォームのお客さんの所でウッドデッキのところにシャラノキが有りまして、葉ぶりがさらっとしていて涼しげだったので気になっておりました。 そして偶然寄った農協の直売所で5000円でGET。 そよそよと良い感じです。


最近は、家庭菜園の主役はレタスとこれ、ルッコラ(ロケットともいう)

胡麻の風味がして、食べるとピリッと辛味があり、サラダ用に重宝します。 根ごと引っこ抜かないで、葉をちぎると次々に出てくるようです。 あとは、100円で買った種を播いたら全部発芽してエラいことになっているレタス。 このあとトマトの苗が順調に育ち、冬に植えたニンニクが収穫時期を迎えると、家で作ったものだけでサラダができるんじゃないかと昔は予想もしなかった楽しみにワクワクしております。

家を建てるなら、庭と家庭菜園。 セットで考えましょうと声を大にしてオススメしたい大林でした。

大林勇設計事務所  


Posted by 大林勇設計事務所 at 16:47浜松市・まかないや(賄家)

2013年05月14日

恐縮ですが、トイレの話

こんにちは、大林です。

 爽やかな朝ですが、申し訳ありません。
本日はトイレの洗浄便座(ウォシュレットはTOTOの登録商標)のお話です。
いつもいつも、仕事ブログのネタを意識しながら生活するというスタイルで、思い立った時に書いておかないと私の脳は記憶が上書きされてしまう仕様でして・・・。忘れない内に書きます。

この間、実感したこと。 



我が家のトイレはLIXIL(昔はINAX)のSATIS。
毎日、故障もなく洗浄便座を快適に使っております。

先日、妻の実家に帰省しまして、感じたこと。

洗浄便座のシャワー角度が違う!

これは10数年前の三井ホーム時代に話好きのO村さんが、
「TOTOとINAXは洗浄角度が違うんだぞ。」
「TOTOは洗浄便座開発にあたって、社員をモニターにして快適な角度を調べたんだ。」 とか、得意気に話していたことを思い出しました。

確かに違う。そう、妻の実家のトイレはTOTO。
今まであまり意識していませんでしたが、久しぶりにTOTOを使うとセッティングが合わず、何だかしっくり来ません。

サッカーの試合でホームとアウェイってあるけど、多分こんな違和感だろうな・・・便座に座って感じました(嘘?)。

ただ、意外にこの話は問題になることが有って、「洗浄角度が違う、前の家と同じにしてくれ!」とクレームを受けたとハウスメーカーの方の話を聞いたことがあります。 「そりゃ、無茶なクレーム。」とは思いますが。

お客さんによく聞かれます。

「TOTOとLIXIL(旧INAX)のトイレはどちらがいいですか?」

こう答えることにしましょうか。

「どちらも素晴らしいメーカーです。 あとはお尻に聞いてください。」 だって、本当にそうなんですから。
デパートやショールームで試して見ることをオススメします。

大林勇設計事務所  


Posted by 大林勇設計事務所 at 08:25共通浜松市・まかないや(賄家)

2013年05月08日

※浜松市※ 土地の過去の情報を調べる。

こんにちは、大林です。

今日は暖かい日でした。 冬が去ったと思ったら春は駆け足で駆け抜け、夏が来そうな気配すらします。
本日はミニトマトの苗を一本追加しました。 70円なり。

さて本日、たまには?役に立つ話(笑)を。
今日、実践してきたのでメモ。
家を建てようと思って土地を探すときに思い出してください。

①まず、パソコンがあればできること。
国土地理院のサイトから昔の地図や航空写真を探す。

山だったのか、田んぼだったのか、あるいは養鰻池だったのかがすぐに分かる。

②役所で分かること。
市施工の区画整理の場合、資料が残っているかも。
組合施行の区画整理の場合、浜松市まちづくり公社へ行く。

浜松市立中央図書館郷土資料室にいく。 係の方がすごく親切に探しものを手伝ってくださいました。

・ゼンリンの古い住宅地図を閲覧できる。
40年くらい前だと人の住んでいるところしか掲載されていなかったり、かなり模式化されていて手作り感プンプンの地図だったり、楽しい。

・古い地形図を閲覧できる。
等高線入りの地形図を読むと大規模造成の前の状況が分かる。 私が見たいところは田んぼでした。 2mくらいの盛土かな。 40年くらい経っているので落ち着いていると思うけど。

・区画整理の記録誌が閲覧できる。
 これが本日の収穫。 区画整理が終わると組合は解散し、役所では書類を数年保管したあと倉庫入りか処分される。 そして担当者も異動したり、退職したりで誰も情報が分からなくなる。 ここからが記録誌の出番。 区画整理の記録なんて終わった話を誰が読むのかと思っていたら、このように記録として残すことで数十年後に私のように情報を得たいときに役に立つようだ。 今回の収穫は、重ね図。 記録誌の後ろに綴じ込んであった。 これは区画整理後の図面と造成前の地形図を重ねたもの。 「あー、なるほど、この街区は田んぼだったのね。」とか「池だったのね。」というのが非常に分かりやすい資料。

不動産を売りたい方は一般的に都合の悪いことは強調してまで説明しないと思います。
「あらら、失敗!」とならないためにも買う方も自力で調べて知識武装したうえで土地探しに臨むことをオススメします。

大林勇設計事務所  


Posted by 大林勇設計事務所 at 19:45共通

2013年05月01日

土地の下見に出かけると・・・

こんにちは、大林です。

風がかなり強いです。
もみじの木がしなるほどの強風。お願いですから折れないでください。

さて、現在相談を受けているお客さん方昨日、急に買おうと思っている土地があるんですが・・・との電話。
物件の少ない地域で一度物件が出るとあっという間に決まるエリアらしい。

話を聞いてみると、面積の割に安い。 ひとまず、不動産屋には一番に手を挙げている模様。

今はグーグルが非常に便利で簡単な事前リサーチはできる。
ストリートビューも対応しているとさらにGOODなのだが、この前面道路は位置指定道路のためGOOGLE撮影車が進入を躊躇したらしくデータがない。

最近、事前リサーチでお世話になっているのは・・・・

浜松市防災マップ
表層地盤や震度予想などが分かる。

浜松市都市計画マップ
用途地域や地区計画が分かりやすい。

電子国土WEB NET
高低差が分かる。

現地に行く前に懸案事項をリストアップしておくと話がスムースに進む。

 本来は明日2日に現地で会うはずだったのですが、翌日から私は浜松に居ないこともあり、一日フライングで先に見てきてしまいました。

一家の一大事である土地購入を「いいんじゃないっすか。」とか 「止めたほうがいいっすよ。」なんて、予備知識もなく現場で30分見たくらいで簡単に口走った挙句に、数日間浜松に居ないというのはプロとしてはいかん、と思い早速現地へ。

 眺めはかなりいい。日当たりも良く、クセはあるが魅力的な土地だ。 
優等生ではないけれど、1教科ずば抜けてデキる生徒みたいな土地。 そんな例えで分かりますか?

ただ、懸案事項は高低差と既存土留が頼りになるかどうか。 それが気になって気になって仕方なかったので私が早く見たかったというのもフライング下見の理由。

現地で見た様子では直下の土地との高低差は4m位。 だが、段々畑のように下っており最終的に16mくらいの高低差になる(国土地理院の図面を元にした推測)。 土留は石積にモルタル詰めで非常に頼りない。 構造的には残念だが戦力外だ。

静岡県では通称、崖条例という規制があり、崖の高さの水平方向2倍の範囲で崖の安全対策をしなさいよ、という趣旨の指導がある。  戦力外の石積土留では、無いも同然。

一応、浜松市役所にも足を運ぶ。

段々畑の事情を話し、崖高さ4mで見るのか、16mで見るかどちらかと、尋ねた所丁寧に回答してくださった結果、16mで判断するという厳しい結果。 まあ、安全を考えると、そりゃそうだわな、と妙に納得してしまった。 現地を下から見ると確かに頼りない地形だ。 茶畑地すべり事故の後では、私もお客さんも当然安全策を取りたい。

ここまで調べてみて初めてお客さんに事情を話して、現地でアドバイスができるというもの。

そして、また土地決定は先延ばしになるでしょう。

ただ、お客さんの一生の買い物ですから、悔いが残らないようにアドバイスすることは無駄ではないはず。
良い土地に出会うことを祈ります。 ただ、エリアは広げて考えたほうがいいかも。 この希望エリアで平地を探すほうが難しいでしょうから。

さて、別の話。

帰りに前から覗こうと思っていたインテリアショップへ・・・。

ああっ、ダメだ・・・。

この前のリフォームのお客さんの所で数十万もする、ずば抜けていい椅子を見過ぎたようだ。
展示物がオモチャに見えてしまう。 手触りも残念に思えてしまう。

仕事を頑張って私もいい椅子を一脚買うぞ!

ここで、私の琴線にビビッと来たもの。

それは・・・ 今治タオルマフラー。1050円 

地域の名産品を活用した商品はとても好き。
北海道の室蘭のボルタとか(笑)。
私の審美眼は、すこし偏る部分もありまして。

タオルマフラー買いそびれましたが、帰宅してから欲しくなって来ました。
色の展開がとてもいい。 明日、また顔を出すかも。

大林勇設計事務所  


Posted by 大林勇設計事務所 at 15:44共通