2010年05月14日

荒壁の吸湿力恐るべし

本日は、現場で大工さんが梁の掃除をしながら、壁補修をしていました。

荒壁の吸湿力恐るべし
このようにススで真っ黒な梁と壁をサッと掃除し、墨入りの漆喰を詰めていきます。

その前に霧吹きで既存の荒壁に水分を与えるのですが、吹いた途端に染み込む染み込む。
まるで手品のようです。荒壁の吸湿力を目の当たりにして唖然としました。

木ももちろん吸放湿しますが、荒壁ほどのスピードは無いと思います。
洗濯物が室内干でも良く乾くだろうなとか、梅雨時期が楽しみだな、とか
いろいろな思いを巡らせました。

近頃よく耳にする「長期優良住宅」に真面目に取り組もうかと思い始めた矢先、
築150年オーバーの建物のリフォームを目の当たりにすると、
「荒壁」「田の字型プラン」「大黒柱」昔ながらの知恵は実は現代においても十分合理的なのだと考えさせられます。

遠方で施主さんの御家族の方も見ているとの事ですので・・・解説します。

荒壁の吸湿力恐るべし
写真中央にパソコン机がありました。
ちなみに写真の右端が昔のテレビのあったところです。
想像付くでしょうか?

大林勇設計事務所



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