2020年11月02日
薪ストーブの季節が来ました。
こんにちは、大林です。
ちょっと寒くなってきましたね。薪ストーブの煙突掃除をして、薪の登板予定の段取りをするのが冬を迎える、毎年の個人的な作法となりつつあります。
小枝類や、切れ端、太めの薪など、近日中に使う分をみかんコンテナに入れて屋根のあるウッドデッキまで移動。 特に、今日のようにちょっと雨が降りそうな日の前は事前準備が必要です。
多少手間がかかることもある薪ストーブですが、私はこのシーズンインが毎年楽しみです。
私自身、薪ストーブが大好きで出会う人皆さんに勧めたいくらいなのですが、人と状況による「取り扱い注意」の代物のため、設計の際に「薪ストーブって良いですね。」「薪ストーブ付けてみようかな」というお話が出ますが、いろいろ覚悟が必要なのでメモ代わりにちょっと書き出してみましょうか?
Q1.薪ストーブって暖かいですか?
A1.もちろん暖かいのですが、朝起きて焚いて出勤前、登校前にヌクヌクと過ごせるお手軽な暖房器具ではありません。
即効性は無い暖房器具だとお考えください。 もちろん、誰かが早起きして着火する以外には、便利なタイマー機能もありません。 さらに、家の中で火を扱うという緊張感も決して忘れてはいけません。
Q2.薪ストーブって暖房コスト削減になりますか?
A2.初期設置コストはもちろん掛かりますが、薪を無料もしくは安価に入手できるルートがなければ、日々のランニングコストもかなり高い暖房となります。
ホームセンターの薪が1束700円とすると一日で例えば3束焚くと2000円オーバー。 果樹園の枝や建築端材(ベニヤ、集成材不可)が安定的に入手できることが重要だと思います。 薪集めも薪ストーブユーザーの楽しみと考えましょう。 ほーら、ゴミが宝に見えてきませんか(笑)。 近所の方に「みかんの剪定の枝、もらえますか?」などと声を掛けておくと、そのうち自然と連絡がもらえることもあります。
このように、1年以上前からたっぷりと準備しています。
Q3.薪ストーブさえあればどんな家でも暖かくなりますか?
A3.無断熱の家でも薪ストーブの圧倒的なパワーで火がある間は暖かくなるかもしれませんが、それではキャンプの焚き火と大差ありません。
住宅の基本的な断熱性能を整えた上で薪ストーブを楽しむことをお勧めしています。 車のエンジンと車体の関係に近いものがあると私は考えています。 軽自動車の車体にスポーツカーのエンジンを搭載してもバランスが悪いですよね?
薪ストーブライフに興味を持った方は、お気軽にお問い合わせどうぞ。そろそろシーズンインですので体験可能です。
大林勇設計事務所
ちょっと寒くなってきましたね。薪ストーブの煙突掃除をして、薪の登板予定の段取りをするのが冬を迎える、毎年の個人的な作法となりつつあります。
小枝類や、切れ端、太めの薪など、近日中に使う分をみかんコンテナに入れて屋根のあるウッドデッキまで移動。 特に、今日のようにちょっと雨が降りそうな日の前は事前準備が必要です。
多少手間がかかることもある薪ストーブですが、私はこのシーズンインが毎年楽しみです。
私自身、薪ストーブが大好きで出会う人皆さんに勧めたいくらいなのですが、人と状況による「取り扱い注意」の代物のため、設計の際に「薪ストーブって良いですね。」「薪ストーブ付けてみようかな」というお話が出ますが、いろいろ覚悟が必要なのでメモ代わりにちょっと書き出してみましょうか?
Q1.薪ストーブって暖かいですか?
A1.もちろん暖かいのですが、朝起きて焚いて出勤前、登校前にヌクヌクと過ごせるお手軽な暖房器具ではありません。
即効性は無い暖房器具だとお考えください。 もちろん、誰かが早起きして着火する以外には、便利なタイマー機能もありません。 さらに、家の中で火を扱うという緊張感も決して忘れてはいけません。
Q2.薪ストーブって暖房コスト削減になりますか?
A2.初期設置コストはもちろん掛かりますが、薪を無料もしくは安価に入手できるルートがなければ、日々のランニングコストもかなり高い暖房となります。
ホームセンターの薪が1束700円とすると一日で例えば3束焚くと2000円オーバー。 果樹園の枝や建築端材(ベニヤ、集成材不可)が安定的に入手できることが重要だと思います。 薪集めも薪ストーブユーザーの楽しみと考えましょう。 ほーら、ゴミが宝に見えてきませんか(笑)。 近所の方に「みかんの剪定の枝、もらえますか?」などと声を掛けておくと、そのうち自然と連絡がもらえることもあります。
このように、1年以上前からたっぷりと準備しています。
Q3.薪ストーブさえあればどんな家でも暖かくなりますか?
A3.無断熱の家でも薪ストーブの圧倒的なパワーで火がある間は暖かくなるかもしれませんが、それではキャンプの焚き火と大差ありません。
住宅の基本的な断熱性能を整えた上で薪ストーブを楽しむことをお勧めしています。 車のエンジンと車体の関係に近いものがあると私は考えています。 軽自動車の車体にスポーツカーのエンジンを搭載してもバランスが悪いですよね?
薪ストーブライフに興味を持った方は、お気軽にお問い合わせどうぞ。そろそろシーズンインですので体験可能です。
大林勇設計事務所
Posted by 大林勇設計事務所 at 14:52
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