2009年02月26日

水道の先行配管

雨が続いていたので少し時間が空きましたが、今日は大工さんと土間のコンクリートレベルの打ち合わせに出かけたところ、水道屋さんが配管をしていました。


ガサッと掘って


このような排水管が入りました。

建物が仕上がって足場を撤去してから配管工事することもあるのですが、上棟まで余裕があったので先に配管を進めました。すると、足場撤去を待たずにすでに外部の配管が仕上がるので工程短縮に都合がよいわけです。

次回は、材木加工の仕上げか、土台据付の様子を報告予定です。

大林勇設計事務所  


Posted by 大林勇設計事務所 at 18:44Comments(0)浜松市・てもみや(手揉屋)

2009年02月23日

図面と格闘中

現在、有り難い事に多くのお客さんに声を掛けていただいて
家づくりのお手伝いをさせていただいています。

内野台の家もそろそろニックネームをつけようかと思いながら数週間が経ってしまいましたが、
そんなことばかりやっているのではなくちゃんと図面にも取り組んでいます。



最終的にはCADで書くのですが、基準線や壁・床のラインをサラッとCADで書いたものをプロッタで打ち出しそのあと赤鉛筆を使い、ああでもないこうでもないとぶつぶつ独り言を言いながらイメージを膨らませていきます。やはりマウスだけでは面白みがありません。私の設計は基本手仕事です。

お客さんが海の向こうに出張中なので、ある程度図面の量がまとまったらPDF出力して送るという10年前には想像できなかった手順で設計を進めています。

大林勇設計事務所  


Posted by 大林勇設計事務所 at 19:31Comments(0)浜松市・わのいえ(輪の家)

2009年02月23日

型枠外しました。

型枠を外した後、雨が降ったので水がたまっていますがこのあと掃除も兼ねて小さな水抜穴から水を抜きます。



よく誤解を受ける例としてコンクリートが乾けば強度が出ると思われたり、
逆に濡らすと強度が落ちると思われること。

それは大きな勘違いです。
子供の泥団子とは違います。乾けば良いのではないのです。

コンクリートが硬くなり強度が出るのは水が主役の化学反応です。
そのため硬化には水が必要です。
だからといって、打設するときに勝手に水を足すのはNGです。
あくまでもある程度崩れないようになった状態でも湿潤状態を保持することが重要なのです。
型枠を外すのが異様に早い現場は、要チェックです。

乾燥については炎天下でコンクリートを打ち、
コンクリートの硬化に必要な水分が蒸発してしまう方が
硬化不良を引き起こし、設計強度が出ないという大きな問題を引き起こします。

コンクリートは奥が深いです。

大林勇設計事務所  


Posted by 大林勇設計事務所 at 19:19Comments(0)浜松市・てもみや(手揉屋)

2009年02月17日

現地で打ち合わせ

花粉がバンバン飛びまくる中、敷地でプランの再確認



デジカメが手元に無かったので、携帯で撮影してSDカードでPCへ。
こんな小指の爪くらいのメモリーカードに1ギガも入ることに本当に驚く。
15年ほど前(えっ、そんなに経ったの?自分でもビックリ)北大の生協で買った初めてのハードディスクは170MBで50000円を越えた。
先輩の研究室では1ギガのハードディスクを買ったらしく、「すごいっすね、どこかから研究費出たんですか?」などと初めて聞く1ギガという単位を妙に鮮明に覚えている。

それが今、小指の爪のサイズで580円です。そりゃ、私もオジサンになるわけです。
話が逸れました。

その後、現在のお住まいでいろいろお話して、この話になりました。
ちょっと今までに無い方向に進みそうです。

大林勇設計事務所  


Posted by 大林勇設計事務所 at 19:03Comments(0)浜松市・すのいえ(素の家)

2009年02月17日

内部の型枠と立ち上がりコンクリート打ち。

物件名を「てもみや」にしました。
ゴロの良いひらがなで物件のイメージを表現してみる「遊び」を取り入れてみることにしました。
お客さんのことをイメージしながら、4,5文字のひらがなをブツブツつぶやいていたらそれは考え中のサインです。

大人の事情(?)があり

て「天然の」
も「木材で」
み「満たされた」
や「安らかな場所」の頭文字ということにしておきます。

型枠を組みました。


本日内部の基礎立ち上がりを打設しました。
打つ前に型枠の中に木屑と落葉を発見したので打設前に清掃を指示しました。
どこからか落葉が飛んできたようです。
綺麗なコンクリートを打つためには口うるさい配慮も必要です。
  


Posted by 大林勇設計事務所 at 18:42Comments(0)浜松市・てもみや(手揉屋)

2009年02月14日

コンクリート打立会い

1回目のコンクリート打設に立ち会ってきました。
この日指定したコンクリートは強度27N。住宅用にしては相当上等です。
スランプ値は基礎屋さんが調整してくれて12cmでした。



今日はコンクリートを均している人の他に一名監督が居て、
話しを聞くと型枠大工だとの事。そして型枠の垂直と歪みを常時チェックしているのだとか。

住宅の基礎でそんなことをしている型枠大工ははじめて見ました。
実に丁寧な仕事で驚かされました。



本日も何事も問題なく無く終了です。
この後、2回コンクリートの押さえに入ってくれました。

大林勇設計事務所  


Posted by 大林勇設計事務所 at 09:17Comments(0)浜松市・てもみや(手揉屋)

2009年02月12日

配管の逃げ

明日コンクリート打ちの為、ガスと水道の逃げ配管を行った。
逃げ配管というのは、コンクリート打設の前に先に配管を仕込んでおくこと。



丁度、鉄筋に興味のありそうなお客さんに連絡したところ、
「見たい見たい。」との事だったので、
現場に来ていただき、かぶり厚さ、定着長さの説明を行ったところ理解していただけたようで
こちらも嬉しかったです。

もちろん本日も問題無い施工状況でした。  


Posted by 大林勇設計事務所 at 16:37Comments(0)浜松市・てもみや(手揉屋)

2009年02月11日

配筋を見るために一日2度も現場へ

本日、配筋の日でした。
朝、覗きに行って夕方もう一度。
二度も車に乗るのもどうかと思い、夕方はマウンテンバイクで出動しました。
往復26キロ・・・ちょっと頑張りすぎました。

さて、朝の状況。

まだ作業を始めたばかり。

夕方16時過ぎには・・・



とてもしっかり組み立てている様子。
そうこうしていると棟梁登場。

ホールダウン金物のアンカーボルト取り付けに来ました。
人任せにしないこの姿勢。堅い仕事をしてくれます。
ぶっきらぼうですが責任感の強い根っからの仕事人間です。

大林勇設計事務所  


Posted by 大林勇設計事務所 at 22:02Comments(0)浜松市・てもみや(手揉屋)

2009年02月10日

薪ストーブを真面目に考えてみた。

先週末、薪ストーブについて真面目に考えてみました。
今まで不真面目だったわけではないのですが、
「薪ストーブ=暖かい、楽しい」と言うところで思考停止してもう一歩踏み込むところまで至っていなかったからです。

薪ストーブを付けたそうな新規物件が複数あるため資料集めの意味もあり、金曜日に浜松市の飯田町の伝兵衛堂さんへ。

伝兵衛堂HP

社長は不在で奥さんに説明をして頂きました。
私が17時過ぎに伺ったのですが、15時頃火が燃え尽きたはずのストーブが依然として暖かかったのが印象的でした。

ここにはストーブがズラッと並んでいて、電気屋でテレビを選んでいるような気持ちになるのは私だけでしょうか?

建物のコストもあるので、お手ごろな値段の機種と煙突の見積を依頼。
その後店頭に並んでいた薪ストーブの本を購入。1500円なり。帰宅してカタログとともに一気に読破。
薪ストーブライフNo.5
薪ストーブライフNo.5
薪ストーブライフ編集部

その中で、私を含めて多くの人が誤解している事をバーモントキャスティング社のカタログを見て驚きとともに理解。

>>以下引用

薪ストーブは二酸化炭素の排出に影響していません。なぜなら、薪ストーブから排出される二酸化炭素は、木々が成長する過程で大気から吸収した二酸化炭素の量よりも1グラムたりとも多くは無いからです。これは、薪を燃やしても新たな二酸化炭素を生み出さないという事になります。

>>引用終わり。

プラスマイナスゼロであれば環境にダメージは与えないようです。むしろ限りある化石燃料を温存する点で良いことだと書かれています。

この日、薪ストーブを体験し、当たり前だが暖かい事とその持続性は実体験としてインプットできました。
(いつも、試運転は立ち会ったことがあるのですが、ストーブの時期に長居することはなかなか無く、体験が乏しいのです。)

 ここでなぜ薪ストーブが暖かいのか?他の暖房方式とどう違うのかを考えてみます。

まず熱の移動には、対流、伝導、輻射の3要素があります。これは大学のときテストに出ましたから、最重要事項です。

対流は、水や空気などの流体により熱が移動する。
伝導は、固体中を熱が伝わる熱移動。
輻射は、赤外線などの電磁波による熱移動。遠くても熱が伝わる。例)太陽

・いわゆるエアコンやファンヒーターの暖房は対流によるものなので、暖かい空気を絶え間なく送ること無しに暖房はできない。それに暖かい空気は比重が軽いため、顔が火照る不快感が生じる。

・床暖房は伝導と輻射を主に利用した暖房方式といえる。
暖かくなった床から足の裏に暖かさが伝わる(熱移動)ため、暖かいと感じられる。また床面全体が温まっているため人間の皮膚との間で輻射による熱移動がありこれも暖かさに繋がる。

・薪ストーブや深夜蓄熱の電気ヒーターの類は主に輻射により温まるといえる。周りの空気は当然温まるのだが、部屋の端でも暖かいその理由は、空気だけが暖かさを伝えるのではなく、高温に暖められたストーブの外皮が高温輻射を発しているから。家の中に小さな太陽があると考えると理解しやすいのでは。

太陽の暖かさは、太陽から温風が来るわけではないですよ(笑)。輻射の効果です。それにより暖められた地面や砂漠や海と空気の間で対流により熱が移動しているのです。それで真夏の砂漠は40度とかの高温になってしまう訳ですから遠く離れた太陽のパワーはどれほどすごいのか、太陽恐るべしです。

以上、土曜日までに私の脳内にあった理屈。

人に理由が説明できないものを人に勧めたくないのが私の性格。

しかし頭で分かっていても実際に体験すると・・・。

そして土曜日。
お客さんと打ち合わせをした後、引佐の内藤材木店さんで普段使いの薪ストーブを体験させていただく。ここでは現場の材木の切れ端など普通に燃やしている。市販の薪をよそ行きの薪だとしたら、ここの薪はあくまでも普段着の薪だ。

ショールームで薪ストーブを見ても、やはりそれは一瞬を見るに過ぎないので実際の家の中で数時間に渡って体験することは重要な機会だ。機会を快く与えてくださった内藤材木店の大将に感謝する。

以下、私がそこで考えたことメモ。
予想していなかったこともいくつかあった。
レーザーの輻射温度計であちらこちらを測定した。

・ストーブからの輻射で梁や柱が温まっている。22度くらい
・ストーブの外側は確か200度くらい
・その跳ね返りで床面も22度くらいの温度を記録している。そのため足裏と床との間で冷たい感じが無い。
・廊下への建具を開放していても、冷気が入ってくる感じはほとんど無い。この感覚はエアコンやファンヒーターではありえない。無風なのに不思議と暖かい。
・部屋の床壁天井がすべて輻射で暖まっているので、寒い日に窓ガラスの近くで感じるひんやり感(冷輻射)がほとんど無い。

やはり輻射の効果は絶大。無風なこの快適さは相当に魅力的だ。

ただ乳幼児のやけどを防ぐ方法はユーザーの自覚と注意が最初に必要なことは絶対に忘れないで欲しい。優れた道具を生かすも殺すも使い方次第なのだから。

設計者としての注意は、背面と煙突の処理。
これは命取りになるので厳重注意項目だ。

あと、広葉樹針葉樹問わず、肝心な薪を調達する事もあらかじめ考えておきたい。昨日も偶然街路樹の伐採光景を見たが、あのような薪も入手して保管乾燥する事が可能であれば、ストーブライフは相当に楽しいはずだ。

長文になりましたが、以上大林勇の薪ストーブ考察でした。

大林勇設計事務所
  


Posted by 大林勇設計事務所 at 11:12Comments(0)共通

2009年02月09日

防湿シートと捨てコンクリート

別件の大工さんと話す用事があり、現場の状況を見たかったので
志都呂の某ホームセンターで会うことになった。
志都呂の現場に顔を出すことは決めていたのでついでの仕事が一つ片付く。
一度に二つの用事が片付くと得した気分で嬉しい。


さて現場。

防湿シートの施工と捨てコンクリートの施工。
土曜日に見えていた地盤改良の杭の頭はこれで見えなくなりました。

防湿シートは風でバタバタなると見た目も良くないので捨てコンクリートで押さえ込むよう指示しました。
次回は鉄筋の状況をお伝えします。

大林勇設計事務所
http://www.isamuoba.com  


Posted by 大林勇設計事務所 at 18:59Comments(0)浜松市・てもみや(手揉屋)

2009年02月07日

基礎工事が始まりました。

本日より基礎の掘方が始まりました。


柱状改良の際にでたコンクリートカスも含めて表面をスキ取っています。


既存の土を砕石高さ分だけスキ取り、砕石が杭の頭と同じレベルになるまで敷き詰めています。

本日の仕事は、全体の砕石を敷き詰め転圧するところまでで終了する予定です。

それ以降は来週の工事となります。来週は見た目が大きく変わる仕事が詰まっています。
  


Posted by 大林勇設計事務所 at 12:23Comments(0)浜松市・てもみや(手揉屋)

2009年02月05日

浜松市・内野台の家模型

人と会うことが好きでないと設計の仕事は務まらないと私は思っている。
プライバシーを侵害しない範囲で施主さんの話を聞き、要望を引き出し、
実現希望の順番を整理する。私は暮らしを楽しくするきっかけを作っているのだから。

言われたまま100%再現するだけでは意味が無いので私なりに解釈し変化球を返す場合もある。
そのためには普段の様子を包み隠さず見せていただいたり雑談も含めて会話を交わすことが一番だと思っている。この家では大人の会話にヤンチャ3人衆が絡んでくる様子がとても面白く私もいつも打ち合わせを楽しみにしている。子供の周りには笑いと事件が絶えない。子供のいる家庭はこうでなくては。

さて大人2人子供3人のうち誰のリクエストが最優先されるのか?私にも分からない。
実施設計をまとめていくと徐々に明らかになることだろう。



2009/02/05現在 実施設計中  


Posted by 大林勇設計事務所 at 18:34Comments(0)浜松市・わのいえ(輪の家)

2009年02月05日

浜松市・すのいえ(素の家)模型

お客さんの人柄、家族構成、持ち物、飾り物、そんなものを伺いながら私は設計のヒントとしている。

現在とてもすっきり暮らしている施主さんの要望は「シンプル」。
そのシンプルを間取りと素材で表現してみたい。



2009/02/05現在 実施設計中

  


Posted by 大林勇設計事務所 at 18:26Comments(0)浜松市・すのいえ(素の家)

2009年02月05日

浜松市志都呂町店舗併用住宅

今日から現場ブログを開始するのでまとめて投稿。
hamazoブログに不慣れなのでお許しください。

2008/11 模型制作


2008/12 地鎮祭


2008/12 地盤改良


2009/02 丁張り(実質的な工事開始)


  


Posted by 大林勇設計事務所 at 18:20Comments(0)浜松市・てもみや(手揉屋)

2009年02月05日

現場ブログを始めます。

今まで、HPに写真を張り込んでアップしていたのですがどうにも使い勝手が悪いので、現場ごとにカテゴリーを分けて投稿する事にします。  


Posted by 大林勇設計事務所 at 18:11Comments(0)共通