2023年07月07日

きっと「教える」ことは、「自分でもう一度学ぶ」こと

こんにちは、大林です。

いよいよ夏が本格化してきましたね。

専門学校の非常勤講師で、今年は建築環境と構造を教える割り当てになり、学生時代のフレッシュな気持ちでテキストと向き合っています。 好奇心旺盛な学生も多く、まずは二級建築士に合格するようにチクチクと刺激をしようかと私も楽しんでいます。

基本に立ち返ることも重要で、さらに頭の中で整理して自分の口から言葉を発することで、新しい知識として頭に戻ってくる気がします。工法の中にも随分とマイナー化したものもあり、土塗り壁や貫工法、シンプルな布基礎は、多くの住宅建設現場では減りつつあります。

ただ、注意しなくてはいけないことはマイナー化しているから悪いのではなく、工期やコスト、施工できる職人の減少、などの点から選ばれなくなってきているというだけのこと、という点です。 

一般の住宅取得予定者は、どんなことを考えているかの興味もあり、ツイッターで家アカウント(通称:家垢)をたまに観察しています。

よく見られるのは、空調システムだったり、メーカー独自の工法だったり、相当隙間面積だったり、わかり易いところでマウントを取ろうとする(使い方あってます?(笑))自慢合戦になっていて、立地も周辺環境も関係ない勝敗のない対話を興味深く眺めています。 さらにそこにプロなのか素人なのかよく分からない人が登場してくると、噛み合わない会話を見ているだけで面倒になり、ポチッと画面を閉じる流れを繰り返しています。

情報収集もある程度の価値観を確立してからでないと迷走しそうですね。


きっと「教える」ことは、「自分でもう一度学ぶ」こと

家にいる時間を心地よく、心豊かなものとする、当事務所が考える基本です。

大林勇設計事務所













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Posted by 大林勇設計事務所 at 10:35 │共通

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