2018年09月20日

キッチンDIYタイル張り。

こんにちは、大林です。

すっかり涼しくなって、秋の到来を感じます。
こういう時って風邪引き易いですよね、皆様お気をつけて。

今日は自宅の模様替えの話を。

早いもので我が家も6年半ほど経ち、それなりに汚れた部分も出てきました。
まあ、当然です。

新築時はこんな感じでした。
キッチンDIYタイル張り。

コンロの側面ですが、キッチンパネル以外はコストの事もあったので、石膏ボードにペンキ塗装で済ませていました。
汚れたら塗り替えようかと思って。 色は濃い目のベージュで。

その後、設計させていただいた家ではタイルを張ったケースもあり、「ウチもペンキの代わりにタイル張ってみようかな。」とこの前ふと思いついたわけです。

我が家の場合塗り替えのつもりで石膏ボード下地だったので、そのままボンドでペタリ、の気軽さがあります。

どうせならタイル買ってきて、自分で貼ってみようかなと。

当然いつも現場で職人さんの仕事を見ていますので、タイル張りが簡単そうに見えて難しいことは知っています。

ただ、自分の家ですから、経験値をアップさせるためにもやってみるのは面白そう。



問題はさて、何を張るかということ。


キッチンDIYタイル張り。

以前設計させていただいた家で採用した、サブウェイタイルがいいなと閃いたのですが・・・。

「待て待て! タイル自体は張ることができたとしても、オレ、タイルのカットの技術は無いよね?」

そうなのです。

仮にボンドでペタペタ張ることができたとしても、専用工具も経験も技術もない素人には細かい切り仕事が難しいのです。

そこで、現場(といっても自宅)の実寸を測定し、如何にタイルを切らずにそのままペタペタ張れるか考えます。

計算してみたのですが、どうあがいてもサブウェイタイル(目地別で75x150ミリ)をノーカットで貼ることは無理です。


測定した数字を眺めていると・・・。
大体50の倍数で行けそう。 ということは、50角タイル(目地込50ミリ)が使えそうだ。

そうなると、リクシルの「ニュアンス」という商品がいいかな。 輸入と違って国産なので安いし。

タイルの割り付けを何も考えていなかった割には、非常に具合がいい(設計者本人が言うのも何ですが)。
まるでタイルを張ることが運命づけられていたように(笑)。

奇跡的にタイルのカット無しで行けます。 一か所を除いては!

その一か所というのは給湯器のリモコンの配線。 ただ、これはリモコンの後ろに隠れるのでゴマカシが利く。

外のコンクリートの上で、タイルを金づちでコンコンと叩く。 ピシッと割れてヨシャ!と思ったもののあらぬ方向に割れてゴミ箱行き。
4回目のチャレンジでちょうどコードが通るくらいの「欠け」が出来上がりました。

そしてペタペタと張っていき、目地を詰めると完成。(目地材が足らなくなり、1週間ほど空白期間が生まれたのは秘密です。)
25角の同色のサンプルもあったので上部に貼ってみました、完全な思い付き。

キッチンDIYタイル張り。

目地のマス目と画像の解像度の都合でヨレヨレっと見えますが、実物はもう少しマシです。
タイルのツヤ感もあり、キッチンが明るくなったね、と家族にも好評でDIY作業が報われました。

大林勇設計事務所



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