気賀の「まち」が元気にならないかな。

大林勇設計事務所

2022年04月13日 11:57

こんにちは、大林です。

こちらのブログを使うのは、そういえば久しぶりです。



 WEBで著者に興味を持ち、細江図書館で借りてきました。 先程、借りてきたところなので、まだ読んでいません。

 前もどこかで書いたかもしれませんが、図書館は大好きです。昔に比べればネット予約ができるようになったこともあり、かなり便利になりました。 あまりに好きすぎて、感謝も込めて浜松市図書館の雑誌スポンサーにもなりました。 2図書館分の「チルチンびと」の年間購読料を先程払ったところです。

 話はそれましたが、私は細江図書館に行く際に決めていることが一つありまして、行きと帰りに違う道を通ることです。 大げさに言えば、気賀の「まち」の観察です。

 本書に付いての言及はさておき、最近「家」と同時に「まち」をすごく意識しています。「まち」は、町と街の漢字があるので敢えてひらがなにしますね。

 つい先日、私にとっては衝撃的な出来事が起きました。

とある文具屋が建物とも消えておりました。

 書いていて自分でも驚きますが40年近く前の小学校通学時、朝の登校前に三角定規を買いに行ったこと、昔はプラモデルやプラカラー買ったなあ、など、気賀小に通学していた子なら、店の名前はもちろんのこと、おじさんの顔まで鮮明に思い出せるほどの存在感でした。 

 ネット通販が普及し、どんなにマイナーな商品でも2日くらいで手元に届く現在、品揃えも少ない小規模リアル店舗は、難しいのだろうなと分かってはいるのですが、淋しく思います。

 田舎町には小洒落たカフェがポコっと1軒建っても、一時は賑わうかもしれませんがなかなか経営の継続が難しくて、日常使いのお店がやはり必要なのかな。 若い世代は車で買いに出てしまいますが、免許を持たない高齢者にはやはり徒歩圏内に商店が必要。 ただ、商店も維持できるほど来客も売上もない。

 私の妄想ではありますが、日替わりの移動店舗が空き地に回ってくると面白いかな、あるいは東京の「喫茶ランドリー」のように私設公民館的に長く滞在できる場所で、他の業態と兼務で何か商売をするとか。

 固定の場所で単一の商売という時代は、初期投資も固定資産税などの負担も大きく、すでに難しくなっていて、所有をしない「サブスク」感覚のほうが営業的にも動きやすいのかなと思います。

 人が使わないときに使う視点で見れば、平日の公園の駐車場なんて、広大な空き地同然で、宝の山に見えます。 あとは、ランチ営業とディナー営業の合間の飲食店とか、何か兼用できない?とか。 

「まち」も「ひと」も元気にするためには、ハコや公園を作る以前に、プログラムづくりが必要なのだろうな、まだまだ妄想を続けます。


 



 興味深い新刊、今の私の妄想にぴったりかも? 買ってみようと思います。

大林勇設計事務所 

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