2022年12月05日

これは何でしょう?手仕事を大切に。

こんにちは、大林です。

只今、日本対クロアチア戦の開始を待ちながら、このブログを書いています(笑)。
書こうと思ったまま、伸び伸びになっていたネタを。


少し前の作業光景ですが、これ何か分かります。

これは何でしょう?手仕事を大切に。

勘の良い方なら分かると思いますが、これは階段の横の板です。

これは何でしょう?手仕事を大切に。

こんな風に取り付けられます。

太い溝に人間が登る踏板が入ります。細い溝には蹴込(けこみ)と呼ばれる垂直方向の板が、下からスッと入ります。

量産住宅メーカーでは、木目シートを貼った同様の材料をコンピューター制御の切削機械で高速で加工していますが、当事務所の現場では材の木目を確認しながら大工さんが手仕事で加工しています。

現在では、この手加工をする大工さんは確実に減っていると思われます。多くの現場では、むしろこの加工に要する時間及び人件費をを惜しむために、コンピューター制御の加工が主流となっています。

どこの現場でも、最近の話題は職人の高齢化です。数年前は休憩時間にお茶でも飲みながらの笑い話でそんな話題も出ていたのですが、最近は結構深刻です。

若者の現場離れ、というかサクサクと簡単な家づくり(その割に安くもないのですが)が主流で、昔よりも大工費も安くなり、若者が他の仕事を選び、職人になりたがらない、なんて話も聞きます。 

少し手間はかかりますが、大工さんがやってくれる限り、木を見ながら微調整の利く手加工、大切にしていきたいと思います。

さて、ワールドカップのラウンド16の結果は如何に!
これからテレビに向かいます。このあたりで。

大林勇設計事務所



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Posted by 大林勇設計事務所 at 23:51 │共通

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