2022年06月07日

東海道を走りながら、まちづくりの妄想。(車に轢かれないように注意!)

こんにちは、大林です。

昨日は、我が家の周りでは軽めの台風のようなひどい雨風でした。 皆様のところはどうだったでしょうか?

割と軒を長めに出しているためか、我が家は安心感があります。 干しっぱなしで忘れていた、庭で取れたにんにくもセーフでした(笑)

さて、一人で勝手に行っている「東海道ウルトラマラソン」も2回を数え、新居宿から宮宿(名古屋)、舞阪宿から島田宿を制覇し、箱根を越えて徐々に江戸に向かうのが今後の楽しみです。

東海道を走りながら、まちづくりの妄想。(車に轢かれないように注意!)


東海道を走りながら、まちづくりの妄想。(車に轢かれないように注意!)

こんな石畳の道も進み、昔の旅人のような気持ちで脚を進めます。


走っているときに、街並みや家の観察をするのが楽しみ。 やっぱり私は、建築が好きなのです。 これは職業病ですね。

東海道を走りながら、まちづくりの妄想。(車に轢かれないように注意!)


 でも、どうせ家を建てるパートナーならば、建築が好きな人の方がいいと思いませんか?  悪意はありませんが例えるならば、魚が嫌いな寿司職人とか、ベジタリアンの焼肉屋さんとか、・・・どうですか?ちょっと違和感ありませんか? やっぱり自分が大好きで美味しいと思うものをお客様にも美味しく味わっていただきたい、そんな気持ちって当たり前のことだと思うのです。

 熱意のあまり、話がつい逸れました(笑)。


それで、現在のバラバラな街並みを見ながらトコトコと走り、どうすればいい街並みができるのか、みんなが来たい場所、住みたい場所ができるか、なんて妄想をしながら、車に轢かれないように走りながら考えるわけです。


東海道沿いではないのですが、ぽっと頭に思い浮かぶ気になるまちづくりエリアを3つ、メモ代わりに張っておきます。興味を持つ方が増えるといいな。

まずは、遠いですがトップバッター。

①岩手県紫波町(しわちょう)のオガールタウン https://ogal.info/ 

岩手県の小さな町の町おこしプロジェクトとでも言うのでしょうか。公と民がソフトとハードの両面で連携し、町民の人間力が街の魅力に輪をかけて膨らませ続ける、夢のある農村都市の姿です。 本を読んだのが大分前なのでうまく説明できていないか? まあ、私が一番行きたい街であることは確かです。

HPに掲載された概要によると、

>>引用
オガールのユニークポイント
・都市と農村の暮らしを「愉しみ」、環境や景観に配慮したまちづくりを表現する場にすること理念にしています。
・「町民の資産」である町有地を活用して、公民連携手法を用いながら財政負担を最小限に抑え、公共施設整備と民間施設等立地による経済開発を進めております。
・「ピンホールマーケティング」により、紫波町やオガールの特色を生かしながら、新しいライフスタイルを提案し続けます。
・「オガールエリア・デザインガイドライン」を定め、人と環境に優しい統一感のある景観で、住みよいまちを目指しています。

<<引用終わり

とのこと。 本を一冊読んだ程度の私が偉そうに語ることではないですが、行ってみたいと思わせるまちづくりを継続されているようです。 継続というところが大事で、〇〇センターのような箱物をドカンと作って終わっている自治体がほとんどでは?

HPによると視察もキッチリお金を取るところが好感が持てます。 貴重な知識の蓄積は、タダではありませんし、まして成功例ですから当然の授業料です。

大学の研究室の後輩ファミリーも紫波町に移住したようなので、行ってみたい町。


さて、次は
②東京都世田谷区のボーナストラック https://bonus-track.net/

これは、建築雑誌で見た、一種の「まち」です。 小田急線が地下を走ることになり、新たに生まれた地上の空間を活用する企画とのこと。 商店街を作るに当たり、ありきたりのチェーン店を入れないようにした話に「なるほど」と感じました。

HPによると

>>引用
■ボーナストラックって?
ボーナストラックは2020年4月に下北沢に誕生した、みんなで使い、みんなで育てていく新しいスペース、新しい “まち” です。下北沢駅と世田谷代田駅のちょうど中ほど、「下北線路街」のエリアの一つとして産声をあげました。

ボーナストラックには、飲食店や物販店に加えコワーキングスペースやシェアキッチン、広場といった、この場所を訪れる人自身が、この場所のカルチャーを新たに作っていくひとりになるような、そんな仕掛けをたくさん用意しています。
<<引用終わり

コロナの影響もあり、しばらく都内にも行っていない気もするので、ここは早いうちに行きたいところです。

さて、最後の一つ
③大阪府大東市の「morinekiエリア」 公式リリース張っておきます。
 https://matituku.com/wp/wp-content/uploads/2021/03/1ae4441eaaf96fbd04f1afd5ffc215cb-1.jpg

兵庫県の松尾設計室のfacebookページで存在を知りました。情報ありがとうございます。

「morinekiエリア」とは大東市と民間企業が連携してエリア開発をおこなった、住宅・お店・企業が集まる複合施設の総称とのこと。

このエリアは市営住宅の跡地で、大東市と大東公民連携まちづくり事業株式会社がエリアの整備を行ったそう。

まだ、情報収集は足りませんが、この3ヶ所は私だけでなく、行政の方にも是非是非見ていただきたいところです。

長くなりました。今日はこのあたりで。


大林勇設計事務所



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Posted by 大林勇設計事務所 at 18:39 │日々のこと共通

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