2018年09月27日

家のちょっと外側を考える。

こんにちは、大林です。

台風が接近するらしいですね!

台風の中の人(そんな人いるのか!?)は、きっとカレンダー読んでますよ。
週末を狙うなんて曜日感覚あり過ぎです。


さてさて、
雨の日は、PCから目を離し外を見るといつも思うのです。

家の「内」と「外」という2択の考えではなく、雨のかからないちょっと外側の空間って大事なのでは?と。

家のちょっと外側を考える。

我が家の場合、薪ストーブ用の薪を数日で使う分だけみかんコンテナに入れ、退避することがあります。
また、雨が降るか降らないか微妙な日は洗濯物を雨の当たらないウッドデッキに干してみたり。

車で走っていると、軒の出や屋根のかかった外部空間のない家が増えているように思います。
スッキリ見えますが、材料費がかからずその分金額が安く見える売る側のメリットも。

でも・・・
狭小住宅地でもない限り、スペースがあれば軒を出す方が、家の寿命にも住人の暮らしにも「優しいのでは?」というのが当事務所の考え。

室内面積が〇〇坪で、総額〇〇万円のような考え方だと、どうしても割り算して坪〇〇万円と比較しがちなので見かけの金額を安く見せたい気持ちは分かりますが、屋根には屋根の役割があります。

役割がなければ、法隆寺だって桂離宮だって、軒の出ゼロだったかも?

雨の降った日は「ちょっと外側」の空間の事、思い出してみてください。
きっとその価値が分かるはずです。

大林勇設計事務所



同じカテゴリー(共通)の記事

Posted by 大林勇設計事務所 at 10:48 │共通

削除
家のちょっと外側を考える。