ハッと気づいたこと。

大林勇設計事務所

2017年04月10日 20:02

こんにちは、大林です。

先日、東京に住む施主さんの代わりに住居表示の手続きで、浜松市役所に行ってきました。

何度も足を運んでいる市役所なのですが、この日は何だか「ハッ」と閃きました。



「ココって、天竜杉で有名な浜松市の本庁だよね??」




「杉の「ス」の字も無いじゃん!」


ちょうど店舗の改装工事もしていたので、柔らかアタマでいろいろ思いつきました。
私の場合その時の取り組んでいる仕事により脳ミソのコンディションも変わります(笑)。

すべての什器を廃棄して杉で作り直すのも芸がないので、パネル状のモノで化粧してあげてもいいよね。
案内板も杉で作ったり、サイン計画に取り組んでもいいよね。 コスト掛けなくてもいろいろできそう。 


素材データを探すのも手間だったので、簡易的にこんなイメージとか。 これならそれほどゴミも出ないしイメージを変えられそう。

私が気になったのは、ロビーかな。



広いロビーに展示物を置くのもちょっと芸がない。 ただ、椅子に座って話をする人もいたり、この場所自体は利用価値が高い。

天竜杉でこんなフレームを作ったら面白そう。 金物工法だとスジカイなしでもこの程度の物ならガッチリ作ること可能。


2.7m角くらいでユニットを作れば、展示もしやすかったり、椅子を置いても落ち着きが得られそう。 90度回転させると連続できたり区切ったり使い道は融通が利く。  キャスターを付ければ動かすことも可能。

新設の建物だけでなく、既存の物にひと手間かけて天竜杉をアピールしていくのも良いのでは? そんなことをふと感じました。
地域材振興のためには補助金頼みではなく、本当のファン作りができるといいと思います。

大林勇設計事務所

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